卒業袴に合う足元とは?草履とブーツの選び方

卒業式、いよいよ袴を着る日が近づいてきましたね。
華やかな袴姿、最高の思い出になるようにしたいですよね。

でも、どんな足元を選べばいいのか、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
草履かブーツか。
どちらを選べばいいのか、袴の丈とのバランスはどうすればいいのか。
今回は、卒業袴に合う最適な足元選びについて、草履とブーツそれぞれのメリット・デメリット、選び方のポイントを解説します。

卒業袴の足元を草履にする

1:草履の種類と特徴

卒業式にふさわしい草履は、かかとが高めの礼装用が一般的です。
かかとが高いほど格式が高いとされ、3.5~7cm程度の高さのものが多いです。
素材は布やエナメルなどがあり、デザインもシンプルなものから華やかなものまで様々です。
フォーマルな場では、台と鼻緒が同色または同素材のものが好ましいとされています。

2:素材選びのポイント

素材によって、履き心地やフォーマル度、天候への対応が変わってきます。
布地は通気性が良く、足あたりも優しいですが、雨には弱いです。
エナメルは雨に強くお手入れも簡単ですが、通気性が劣るため、長時間履くと蒸れる可能性があります。
素材の特性を理解して、当日の天候や履き心地を考慮して選びましょう。

3:デザインと色の選び方

草履のデザインは、袴や着物の色柄と調和させることが大切です。
華美すぎるデザインは避け、全体のバランスを考慮しましょう。
鼻緒の色は、着物や袴、帯などの色と合わせると統一感が生まれます。
シンプルなデザインで、色使いも落ち着いたものを選ぶと、上品な印象になります。

4:袴丈とのバランス調整

草履の場合は、足首が隠れるくらいの長さに袴を着付けるのが一般的です。
草履の高さを考慮し、足袋と足の境目が目立たないように調整しましょう。
袴の丈が短すぎると、足元が寒々しく見えてしまうため注意が必要です。

卒業袴の足元をブーツにする

1:ブーツの種類と特徴

袴に合わせるブーツは、編み上げブーツが一般的です。
しかし、サイドジップやゴム仕様のものなど、様々な種類があります。
編み上げブーツは、レトロで可愛らしい雰囲気を演出できますが、紐がほどける可能性があります。
ジップやゴム仕様のブーツは、着脱が容易で便利です。

2:素材選びのポイント

ブーツの素材は、合皮や本革などがあります。
合皮は雨に強くお手入れがしやすい反面、通気性が劣る場合があります。
本革は通気性が良く高級感がありますが、雨に弱く、お手入れに手間がかかります。
素材の特性を理解し、当日の天候や自分の好みを考慮して選びましょう。

3:デザインと色の選び方

ブーツのデザインは、シンプルで装飾の少ないものがおすすめです。
袴のボリュームを邪魔せず、すっきりとした印象になります。
色は黒やこげ茶などが無難で、どんな袴にも合わせやすいです。
近年は白やベージュ系のブーツも人気です。
袴の色柄とのバランスを考え、全体のコーディネートを邪魔しない色を選びましょう。

4:袴丈とのバランス調整

ブーツの場合は、足首が見えるくらいの短めの丈に袴を着付けるのが一般的です。
ブーツの種類や高さによって調整が必要ですが、袴の裾から足元が少し見えるようにすることで、バランスの良いスタイルになります。
ただし、素足が見えないように注意しましょう。

まとめ

卒業袴の足元は、草履とブーツ、それぞれにメリット・デメリットがあります。
草履は上品でフォーマルな印象を与え、脱ぎ履きがしやすい反面、歩きにくさや天候への対応に注意が必要です。
ブーツは歩きやすく、防寒対策もしやすい反面、着脱に手間がかかる場合があります。

どちらを選ぶかは、当日の天候、自分の好み、袴のデザインなどを総合的に考慮して決定しましょう。
袴の丈も、草履とブーツでは調整が必要となるため、レンタルする際は事前に確認することをお勧めします。
大切な卒業式、素敵な思い出になるよう、最適な足元を選んでくださいね。